「会社を辞めたい」限界が来る前にやっておきたい5つの対策

こんにちは、元サラリーマンのジュンです！

日本人には、我慢を美徳とする国民性があります。

会社を辞めたい限界が近くても、「これぐらい我慢しなくちゃ…」と不満が言えない経験があなたにもあったのではないでしょうか。

たしかに多少の我慢は必要です。

みんなが好き勝手に働くと、会社が最大利益を追求できないためです。

ただ我慢にも限界がありますよね。

また心や体は限界を告げているのに、あなたが気づかないケースもあります。

そこで今回は、会社辞めたい限界に苦しんだ（実際に辞めた）私が、その限界が近いときのサインや限界が来る前にやっておきたい対策などをご紹介しましょう。

この記事を読むことで、会社を辞めたい限界が来る前に、何をすればいいのかが分かります。

心に余裕をもった対処ができるようになりますよ。

「会社を辞めたい」限界が近いときの4つのサイン

会社を辞めたい限界が近いのに、自分では気がつかない場合があります。

それは我慢することに慣れてしまっているためですね。

ここでは、心や体があなたに限界を告げているサインをご紹介しましょう。

1. 仕事が頭から離れない

プライベートでも仕事が頭から離れないときは、会社を辞めたい限界が近いサインの可能性が高いです。

仕事が楽しくて、休日も心がワクワクする場合は話が別です。

天職として仕事を頑張れば問題ありません。

ただ帰宅後や休日にも、仕事の不安があなたを襲う場合はどうでしょう。

気が休まらず、身も心も消耗が続くものと思われます。

仕事に不安があるときは、ベッドの中でも仕事のことが頭をよぎり、眠りにつくのが難しいです。

そして時間が経つほど眠ることに焦ってしまい、「気づけば新聞配達のバイクの音が外から聞こえてきた…」というケースもあるのではないでしょうか。

ようやく眠れたとしても、仕事のミスで叱られる夢を見る場合は重症かもしれません。

寝ても覚めても会社のストレスで、日に日に消耗していく姿が想像できるでしょう。

2. 会社へ行けなくなる

会社を辞めたい限界が近い人の特徴に、会社へ行けなくなることがあります。

限界に近い人は、

などの症状が朝に現れやすいです。

ただの疲れや体調不良のケースもありますが、何日経っても一向によくならない場合は、心や体の消耗を疑った方がいいでしょう。

3. 食欲がなくなる

会社を辞めたい限界が近い人の特徴として、食欲不振が挙げられます。

あなたも毎日の疲れで、「何も食べる気がしない…」と感じたことはありませんか？

食欲不振の原因として、会社のストレスは十分に考えられます。

ストレスは自律神経のバランスを崩すからです。

自律神経のバランスが悪いと、胃腸の働きが鈍くなり、食欲が落ちやすいです。

また自律神経のバランスは、唾液の分泌にも影響します。

ストレスがかかると唾液が粘つき、食べ物が飲み込みにくくなります。

食事が思うようにできないと、

という流れで体調も崩すため、注意が必要です。

4. 体重が激増した

会社のストレスは、食欲不振とは反対に、体重が激増させるケースもあります。

その理由は、忙しいと食生活のバランスが崩れるからです。

外食が増えると、米や麺がメインとなり、野菜があまり取れません。

また夜遅くまで残業をすると、夕食も21時を過ぎる場合が多いですよね。

脂肪を溜め込むBMAL1（ビーマルワン）というタンパク質は、22時～翌4時に体内で多く増えます。

その間に食事が体内に残っていると、脂肪が溜まりやすくなるのです。
■参考：美容と健康に悩む人たちと共に歩む

もうひとつ、ストレスで暴飲暴食が止まらなくなるパターンもあります。

とくに甘いものには、ストレス発散の働きがあると言われています。

暴飲暴食は血糖値の急上昇が収まらず、健康にもよくありません。

また、食生活は変わらないのに体重が増えるケースもあります。

ストレスが溜まると、コルチゾールというホルモンが分泌されやすいです。

コルチゾールには体内で脂肪を蓄える働きがあります。

したがってコルチゾールが多く分泌されると、少ない食事量でも太りやすい体質へ変わることが多いです。

「会社を辞めたい」限界を超える5つの原因

仕事を辞めたい限界を超える原因は、人それぞれに異なります。

ただ共通の部分も多いので、もしひとつでも当てはまれば、そのストレスが大きくなる可能性はあるでしょう。

1. 仕事内容が楽しくない

仕事内容が楽しくないと、会社を辞めたい限界を超えやすいです。

あなたは今の仕事を楽しめていますか？

それともとりあえず生きるために、惰性で働いているでしょうか？

自分のやりたい仕事と、実際に任される仕事がマッチしないケースは少なくありません。

働く前はワクワクした仕事も、実際には「想像と違った…」ということもよくあります。

また「そもそもやりたい仕事がない」という場合もありますよね。

好きか嫌いかの消去法で職業を選ぶと、仕事が退屈で時間が長く感じやすいです。

仕事がつまらなくても、最初は何とか我慢できたとします。

しかし仕事が楽しくない上に毎日何も変化がないと、いよいよ会社を続けるのがつらくなるでしょう。

もし転職や独立のスキルが身につくのであれば、まだ我慢はできるかもしれません。

しかしつまらないと感じる仕事の大半は、毎日同じルーティンワークの場合が多いです。

2. 給料が安い

次に、給料が安いと会社を辞めたい限界を超えやすいです。

会社の給料は高いに越したことはありませんよね。

好きな仕事ではなくても、給料額をモチベーションに働き続ける方は多いです。

そういった場合、「仕事はお金をもらうため」と完全に割り切り、趣味や好きなことに生きがいを見つけます。

しかし仕事が楽しくない上に、給料まで安かったらどうでしょうか。

ボーナスやインセンティブはもちろんなく、昇給もスズメの涙です。

そのままでは生活ができず、残業代を当てにする必要があるかもしれません。

同年代の友人とは差がつく一方で、仕事を続けるモチベーションを保つことは、きっと難しいのではないでしょうか。

なお転職サイトDODAによる、年代ごとの平均年収は以下の通りです。

■引用:DODA　平均年収ランキング2017（年齢別）

この調査では、平均年収は歳を重ねるほどスムーズに上がります。

昇給がうまくいかない方は、自分の収入と比較して、暗い気持ちになるデータかもしれません。

3. 人間関係がうまくいかない

人間関係がうまくいかない場合にも、会社を辞めたい限界が来やすいです。

会社ではいろいろな人と働くため、ある程度のコミュニケーションスキルが求められます。

そこでうまく人間関係が築けないと、肩身の狭い思いをする羽目になるかもしれません。

会社に属する限り、ひとりで働くことはほとんどありませんよね。

そのせいで派閥やグループが作られ、争いに巻き込まれることもあるでしょう。

などの場合でも、「人付き合いも仕事のうち」と割り切って付き合うしかありません。

ただそのような人間関係に嫌気が差し、会社を辞めてしまう方が多いのも事実です。

4. 労働環境が悪い

会社を辞めたい限界が近い原因のひとつとして、労働環境が悪い場合も挙げられるでしょう。

仕事が楽しければ、給与や労働環境に多少の理不尽があっても許せるかもしれません。

しかしモノには限度があり、職場がブラック企業で労働環境が、

など、最悪なケースもあります。

ブラック企業の場合、辞めたくても辞めさせてもらえないことが多いです。

そのままズルズル働き続けた結果、心や体がぼろぼろになるケースも跡を絶ちません。

「どうせ他の職場も同じだよ…」と諦めず、生活を一旦リセットする必要があります。

5. 上司が自分と合わない

こちらも人間関係の一種ですが、上司とそりが合わないときも、会社を辞めたい限界が近づきます。

あなたが社長ではない限り、会社に上司は付きものです。
上司の考えが合わないと、働き続けるのがつらくなりやすいです。
価値観が違うだけであればいいですが、

など、上司が社会人として未熟なときは、ストレスを抱えやすいでしょう。

その場合でも、会社をわざわざ辞めずに、異動願いを出す選択肢もあります。
ただ希望通りになる保証はないので、転職の準備も必要かもしれません。

「会社を辞めたい」限界でも辞められない3つの原因

「もう耐えられない…」と会社を辞めたい限界が来たとしましょう。

それでもスムーズに会社を辞められない場合があります。

その原因が”自分”にある場合と、”会社”にある場合があるので、ひとつずつ見ていきましょう。

1. 辞めたいと言えない

会社を辞められない原因として、退職の意思を切り出せないことがあります。

など、周りの目が気になると、職場で「辞めたい」と言い出しにくいのはたしかです。

また退職の意思表示は、家族に対しても勇気が必要です。

あなたが独身であれば問題はありませんが、すでに家族がいる場合はどうでしょうか。

退職の意志を伝えることで、奥さんや子供に転職を心配されるはずでしょう。

ただ退職を我慢し続けても、状況は悪くなる一方です。

あなたが限界を迎えているのなら、心や体の不調がいつ深刻化してもおかしくありません。

それに退職をすれば、会社とは何の縁もなくなります。

家族はともかく、会社にお伺いを立てる必要は一切ありませんよね。

上司や同僚はただの他人です。誰もあなたの人生に責任をもってくれるわけではありません。

などの脅しが入る可能性はありますが、その上司や同僚こそただの臆病者です。

ブラック企業で身動きをとる勇気が出ない代わりに、羽ばたこうとするあなたを引きずり落としたいだけなのです。

したがって社内の誹謗中傷にも耳を貸す必要はありません。

あなたの健康はあなたが心配してあげましょう。

2. 辞めさせてもらえない

会社を辞められない原因として、会社に辞めさせてもらえないことがあります。

あなたに辞められたくない会社が、何かと理由をつけて、退職を取り下げようとするケースがあります。

たとえば、

など、あの手この手であなたを引き留めるでしょう。

しかしあなたには”職業選択の自由”があります。

会社を選ぶ自由があれば、会社を辞める自由もあるのです。

もし上司が退職届を受け取らなくても、

などの行動を起こせば、法律的に何の問題もなく退職できるでしょう。

退職までのひと月ほどは、社内で針のむしろかもしれません。

しかしその会社で頑張って、これ以上体調を崩したら、命に関わるケースもあります。

会社に居続ける我慢のエネルギーは転職活動に向けましょう。

3. 安定した経済力がない

安定した経済力がないことも、会社を辞められない原因になります。

家族をひとりで養う場合、いきなり会社を辞めるわけにはいかないはずです。
毎月の生活費や、子供の養育費など、一家の大黒柱は毎月の出費に耐えなくてはいけません。

仕事が忙しいと、転職活動も満足に行えないでしょう。
しかしそのまま働き続けても、病気を患うリスクの方が大きいはずです。
あなたが体を壊そうが、会社は何の責任もとってくれません。

本当に将来を考えるのであれば、有給を無理にでも消化し、転職活動を行うべきでしょう。
安全な道を選びたい場合は、そのまま会社に残って同じ仕事を続けるしかありません。

「会社を辞めたい」限界が来る前にやっておきたい5つの対策

それでは会社を辞めたい限界が来る前に、どのような対策をしておくべきでしょうか。

ひとつずつご紹介したいと思います。

1. 家族や友人に相談する

会社を辞めたい限界が来る前に、家族や友人へ相談することがオススメです。

具体的なアドバイスをもらえなくても、相談することで気持ちが楽になるメリットがあります。

また悩みを相談した結果、自分を客観視できて答えが見つかることもあるでしょう。

もし相談に抵抗がある場合は、知り合いの話として例を出し、相手の意見を聞くのもいいかもしれません。

人間の脳は70％以上がネガティブ思考に覆われていると言われています。

よって不安や悩みを自分の中に留めておくのは、精神衛生上よろしくありません。
■参考：天喜メンタルトレーニング

2. 会社内で味方を見つける

会社を辞めたい限界が来る前に、会社内で味方を見つけることもオススメです。

あなたが具体的なアドバイスを欲しい場合、家族や友人への相談では悩みが解決しにくいでしょう。

しかし会社内の上司・先輩・同僚などで、自分と同じ考えをもつ人がいれば、あなたの力になってくれるかもしれません。

ただ会社がブラック企業の場合、

ということもあります。

そのときは無理に相談を続けず、他の手段を考えましょう。

3. 転職活動をはじめる

次の会社へスムーズに移りたいのであれば、会社を辞めたい限界が来る前に転職活動をはじめましょう。

転職先を何も考えずに会社を辞めた場合、最初は開放感があるかもしれません。

と救われたような気持ちになるでしょう。

ただその気楽さも長くは続きません。

どうしても生活費の問題が生じるからです。

ご飯を食べるためには、どうしても給料が必要ですよね。

「貯蓄があるから1～2年は大丈夫！」そのように転職を先延ばしにできる方もいるかもしれません。

しかし社会のつながりから長く離れるほど、転職のチャンスは少なくなるのが現実です。

また心や体の限界が来てから転職活動をはじめても、うまくいかないことが多いです。

それは「とにかく1日でも早く辞めたい」という焦りで、自分に合わない転職先を選んでしまうリスクがあるからです。

転職先もすぐに辞めるのは、履歴書に傷がつくので避けたいですよね。

あと心や体がすでにボロボロの状態では、転職活動より先に体調を落ち着かせる必要があります。

ゆっくりしたいのであれば、リフレッシュしてからでも遅くありません。

しかし早く転職活動を行いたいと考えるのであれば、限界を迎える前（会社在籍中）に転職活動をはじめるべきでしょう。

なお転職活動は転職エージェントを利用するのが、無駄な手間や時間がかからずスマートです。

会社在籍中の転職活動は、選択肢が広がることで気持ちのリセット効果があります。

いろいろな企業と比較・検討をした結果、今の会社に留まる選択肢もできるでしょう。

転職で業種を変えたいなら注意が必要

転職活動をはじめる場合、ただやみくもに転職先を選ぶのではなく、”転職に何を求めるのか”を確認する必要があります。

まずはあなたの気持ちがこのどちらなのか、突き詰めて考えなくてはいけません。

仕事に刺激を求めての転職だった場合はどうでしょう。

同業他社へ移っても、仕事が楽しくなければ、また会社を辞めたくなるリスクがあります。

反対に、人間関係に嫌気が差して辞めた場合、仕事内容はそこまで重要視せずに済むかもしれません。

もし自分で考えても漠然としてしまうのであれば、転職エージェントを活用するのも手です。

ヒアリングを経て、あなたは自分をより理解できるでしょう。

またアドバイザーがあなたの考えをくみとり、希望に見合う条件を探してくれるはずです。

転職エージェントを活用しよう

転職は活動をはじめてから、実際に転職先が決まるまでに、ある程度の時間がかかります。

会社で勤務を続けながら転職活動を行うのは、負担が大きいですよね。

そこで役に立つのが転職エージェントです。

世の中にはいろいろな転職先の候補があるので、仕事の片手間に一社ずつ選定するのは骨が折れます。

しかし転職エージェントを活用すればどうでしょう。

あなたが今までに身に着けたスキルや知識をもとに、アドバイザーが転職先候補をマッチングしてくれます。

またアドバイザーは、あなたの不安や悩みなどをヒアリングした上で、転職先候補をピックアップするので、転職活動の無駄が省きやすいです。

最終的に転職するかどうかは、あなたが決めれば問題ありません。

相談をするだけでも、今の仕事や職場を見つめ直すいい機会になるでしょう。

転職エージェントは、自分の状況を一度客観視したい方にオススメです。

4. 資格の勉強をする

会社を辞めたい限界が来る前に、時間の隙間を見つけて、資格の勉強をはじめるのもオススメです。

たとえば、

など、多くの資格が転職活動に活かされています。

勉強方法は、

と人それぞれです。

難易度がそれぞれ異なりますが、どれもある程度は勉強する必要があります。

会社を辞めたい気持ちが大きいほど、勉強に身が入ることでしょう。

資格を活かした転職が成功すれば、今より充実した人生が送れるかもしれません。

5. 副業をはじめる

会社を辞めたい限界が来る前に、副業をはじめる方法もあります。

限界を迎えていきなり会社を辞めるのではなく、投資やネットビジネスなど、他の収入源を得るのはいかがでしょうか。

投資であれば、

などがあります。

ネットビジネスであれば、

などがメジャーなやり方です。

もし副業である程度稼ぐことができれば、会社にいつまでもしがみつく必要がなくなります。

また「いつでも会社を辞められる」という余裕が、心と体に平穏をもたらすでしょう。

ただ会社によって、副業が禁止されている場合があります。

副業に興味があるなら、まずは就業規則を確認してみましょう。

あと公務員も副業が禁止です。

まとめ

以上、「会社を辞めたい」限界が来る前にやっておきたい5つの対策などをご紹介しました。

おさらいすると、「会社を辞めたい」限界が近いときの4つのサインとして、

をご紹介しました。

限界は自分で気づきにくいケースもあります。

もしひとつでも当てはまるなら注意しましょう。

次に「会社を辞めたい」限界を超える5つの原因として、

をご紹介しましたね。

もし当てはまるものがあれば、この先さらにストレスを抱える可能性があります。

そして「会社を辞めたい」限界でも辞められない3つの原因としては、

がありました。

我慢を通してあなたの体調が崩れても、会社は何ひとつ責任をとりません。

周囲に気を遣うことなく、つらくなったら退職の準備をしましょう。

最後に「会社を辞めたい」限界が来る前にやっておきたい5つの対策として、

をお伝えしました。

この記事を読んだことで、会社を辞めたい限界が来る前に、何をすればいいのかわかりましたね。

自分のことを一番に考えて、心に余裕をもった対処を心がけましょう。