こんにちは、ジュンです!
メルマガマーケティングは、ネットビジネスの中でも、爆発的な利益を生み出しやすいです。それは、メルマガが攻めの媒体と呼ばれ、こちらからのアプローチがいつでも可能だからです。よって、メルマガには、売上を得たいとき、ピンポイントで稼げる魅力があります。
そして、『ステップメール』と呼ばれる機能をうまく利用することで、収益の自動化も可能です。ただ、実際にステップメールを作るとなると、「どうやればよいかわからない…」と悩むケースも多いと思います。
そこで、この記事では、ステップメールのシナリオの書き方や、稼ぐための意識をご紹介しましょう。
私も最初は初心者で、作り方がまったくわからない段階からのスタートでした。しかし、10万字近くのステップメールを組んだことで、結果が出やすい書き方のコツをつかみました。
ステップメール初心者でもわかりやすく書いたので、ぜひ参考にしてみてください。
まずステップメールとは
ステップメールとは、一連のシナリオをステップ(段階)ごとに小分けし、複数回にわけて配信するメールです。メルマガの機能のひとつです。ステップメールを利用することで、
2日目に送るメール
3日目に送るメール
・
・
・
と、こちらがあらかじめ指定した日時に、指定した内容のメールを”自動”で送ってくれます。つまり、何通目かにセールスを仕込めば、ステップメールが自動でセールスを行ってくれるのです。
そして、ステップメールをはじめるには、メルマガ配信スタンドの利用が必要です。
ステップメールがもたらす効果
ステップメールを利用することで、
- 読者を見込み客へ教育できる
- 読者をファン化させられる
という効果が得られます。どういうことか、ひとつずつ見ていきましょう。
読者を見込み客へ教育できる
ステップメールの効果として、読者の教育が挙げられます。
というのも、おすすめした商品をその場で買ってくれる人は、世の中にそれほど多くいません。世の中には、「そのうち買うかも」というお客さんの方が多いはずです。
商売をしていると、即決してくれるお客さんばかりを追いやすいです。目先の利益というやつですね。しかし、長続きする会社やお店の多くは、「そのうち買うかも」というお客さんを教育し、買いたい気持ちへ誘導させています。
そして、ステップメールは「そのうち買うかも」というお客さんの教育に役立つ、メルマガの機能です。ステップメールを利用して、読者に『商品が必要な理由』を段階的に与えることで、読者の購買意欲が高められるのです
読者をファン化させられる
ステップメールの効果として、読者のファン化も挙げられます。
商売を行う上では、リピーターより、新規客を集める方が大変と言われています。なぜなら、新規客を集めるためには、お金や手間暇が必要だからです。
たとえば、ネットショップを運営するとしましょう。新規客を集めるには、
- 広告費をかけて露出を高める
- 無料プレゼントでお客さんの興味を引く
- 商品を見つけてもらうために検索上位を目指す
などの施策が求められます。
しかし、その集めたお客さんをリピーター(ショップのファン)にできれば、何度も自社の商品を買い続けてくれます。つまり、リピーターが多く集まれば、新規客を集める負担が減るのです。
そして、お客さんをリピーター(ファン)にさせるには、
- 商品やサービスのクオリティー
- 丁寧なアフターフォロー
で満足度を上げる必要があります。もちろん、満足度のアップは、簡単なことではありません。しかし、新規客を集めるための施策より、コストは確実に下がるはずです。
そして、ステップメールは、『丁寧なアフターフォロー』の役目が果たせます。というのも、購入者だけに絞って、アフターフォローメールの自動配信がセッティングできるのです。
よって、ステップメールを利用すれば、自動でリピーターを増やせるのです。
ステップメールを利用するメリット
ステップメールの利用でもたらされる効果はわかりました。それでは、ステップメールを利用するメリットはどのようなものがあるでしょうか。
- セールスの自動化ができる
- 大きな収益が見込める
の2つを見ていきたいと思います。
セールスの自動化ができる
ステップメールのメリットは、セールスが自動化できることです。
一般的なセールスマンの場合、自社の商品を売るためには、家や会社を1箇所ずつ回ることが多いと思います。そして、セールスの際は、マニュアル(テンプレート)を用いて商品の紹介を行うはずです。
ただ、この場合、セールスマンの身体はひとつしかありません。よって、1日に回れる場所も何箇所かに限られるでしょう。また、セールスもマニュアルを繰り返すだけです。そうすると、人が行うには効率が悪いですよね。
一方、ステップメールの場合はどうでしょう。一度メールを書き上げれば、後はステップメールが自動でセールスを行ってくれます。よって、何度も同じセールスを繰り返さずに済みます。
売れるステップメールが組めれば、収益の自動化で自由な人生が送れるわけですね。
大きな収益が見込める
ステップメールのメリットとして、大きな収益が見込める点も見逃せません。
ステップメールは、一度に何人もの読者へメールが送信できます。したがって、読者のリストが増えても、手間は変わりません。むしろ、同じ手間でさらなる収益が目指せるでしょう。つまり、読者リストが増えるほど、爆発的な利益が期待できるのです。
しかし、ネットビジネスを行う上で、リスト集めに困っている人は多いです。お金を払ってまで、顧客リストを買うぐらいですからね。
したがって、収益を増やしたいのであれば、リストを増やすことに心血を注ぐより、ステップメールの成約率を高めた方が効率的と言えるでしょう。なぜなら、成約率を上げるには、ただステップメールを書き換えればよいからです。
ステップメールの精度が上がれば、読者リストの取得率が変わらなくても、商品の成約率は上がります。これがもし、ステップメールの精度ではなく、リスト取得率の方を改善しようとするならどうなるでしょう。集客用メディアを見直す必要が出てきます。
たとえば、ブログを運営する場合であれば、SEO(アクセスを集めるためのマーケティングテクニック)を含めた、すべてを見直さなくてはいけません。そして、SEO施策が反映されるまでには、数ヶ月も時間がかかります。
一方、ステップメールは、文章の見直しと修正を行うだけです。よって、早ければ、その日から成約率の改善(収益アップ)が見込めるでしょう。
ステップメールを利用するデメリット
一方、ステップメールのデメリットは、
- メルマガスタンドの利用に費用がかかる
- ステップメールの完成に労力がかかる
の2点が挙げられます。詳しく見ていきましょう。
メルマガスタンドの利用に費用がかかる
ステップメールのデメリットとして、ランニングコストがかかることが挙げられます。
ステップメールの機能があるメルマガ配信スタンドの多くは、有料のサービスです。ネットビジネスをはじめた頃は、まだ収益が少ないと思います。その状態で、数千円の利用料が毎月かかるのは大変かもしれません。
ただ、どんなビジネスでも、はじめるときはかならず費用がかかりますよね。通常のビジネスであれば、
- 場所のテナント料
- リフォーム費用
- 備品などの設備費
- 光熱費
- 人件費
- 広告費
などで、数百万円~数千万円規模の初期費用がかかるでしょう。
一方、メルマガ配信スタンドの維持費は、たった数千円です。ブログの運営費用も、毎月1000円程度のお出費でしょう。
したがって、ステップメールの利用(メルマガマーケティング)は、他のビジネスと比べて、破格の初期費用(維持費)と言えるでしょう。そして、そのリスクに対するリターンは計り知れません。
ステップメールの完成に労力がかかる
もうひとつのデメリットは、ステップメールを作るまでに時間や労力がかかることです。
ステップメールでは、読者を教育してから、商品のセールスを行います。それは、いきなり「この商品がオススメです!」と推したところで、商品は売れないからです。したがって、セールスの段階までに、複数通のメールを作らなくてはいけません。
そして、私が今回お教えするステップメールのテンプレートも、合計で7通あります。なので、人によっては、いきなりのボリュームが苦痛と感じるかもしれません。
しかし、思い出してください。ステップメールの魅力は、一度作り上げれば、収益の自動化が目指せることです。したがって、トータルで必要な労力は、通常のビジネスより、はるかに短いと言えるでしょう。
ステップメールとメルマガの違い
ステップメールは、メルマガの機能のひとつです。
メルマガでは、基本的に1通ごとで話が完結します。それに対して、ステップメールでは、数回にわたってシナリオを展開していきます。最終的に商品を買ってもらうことを目的として、「◯通目ではこれを伝えて…」とシナリオを組み立てるのです。
メルマガとステップメールでは、メリットがそれぞれ異なります。
急なキャンペーンを打ちたいときは、メルマガ配信が向いているでしょう。一方、ステップメールは、1通目から順序立てて読んでほしいときに向いています。
セールスマンに「はじめまして!この商品を買ってください!」といきなり来られても、言われた方は引いてしまいますよね(笑)セールスマンがお客さんに商品の購入を検討してもらうには、
- 簡単な自己紹介をする
- 生活上の悩みを教えてもらう
- その悩みを解決できる商品を紹介する
- 実績やお客さんの感想を伝える
というような、段階的なコミュニケーションが必要です。
そして、ステップメールは、少しずつ情報を伝えていきたい場合に役立つ機能と言えるでしょう。
売れるステップメールシナリオの書き方講座
それでは、いよいよ売れるステップメールのシナリオの書き方をレクチャーしていきましょう。私はメルマガの書き方を学ぶために、過去に40万円以上の金額を投資しました。ここでは、その投資で学んだノウハウを公開したいと思います。
なお、都合の悪い部分もオープンに解説するので、もしかしたら幻滅されるかもしれません(笑)それでも、あなたに売れるステップメールを作ってほしいので、シナリオ構成の秘密を暴露しましょう。
ステップメールを何通にするかは、人によって異なります。挨拶もそこそこにセールスをはじめる人(ステップメールと呼べない?)から、20通を超えてもまだ読者の教育が終わらない人まで、状況は本当にさまざまです。
ただ、私の場合、メルマガの構成は以下の7通にわけています。
- 自己開示+理想の共有(抽象的)
- 理想の共有(具体的)
- 仮想敵の共有
- 手段の教育(抽象的)
- 手段の教育(具体的)
- 自己投資の教育
- 行動の教育
ひとつずつ解説していきましょう。
【1通目】自己開示+理想の共有(抽象的)
まず、ステップメールの1通目では
理想の共有(抽象的)…「こんな世界観をもっている」「こんな未来へ進みたい」
を読者に行う必要があります。そして、共有する理想は、読者も「いいな」と共感してくれるような内容でなくはいけません。
ただ、注意点としては、すべての読者に共感してもらおうと嘘をつかないことです。嘘をつくと、自信のなさが文章ににじみ出て、普通にバレます。したがって、本当に自分が理想とする未来を語るようにしましょう。
また、経歴の説明(自己開示)は”簡単”に行わなくてはいけません。それは、誰もまだあなたにそこまでの興味をもっていないからです。
それにもかかわらず、「◯年にどこどこで生まれ、◯年に幼稚園へ進み…」と意味もなく長いストーリーを展開してしまうと、読者は離脱しやすくなります。したがって、自己開示は、あくまで理想の共有へつながる範囲内にとどめましょう。
たとえば、「会社に縛られない人生を送りたい」という理想をかかげる場合、会社に縛られていた過去を自己開示すると、話が展開しやすいですよね。そのように、自分の経歴は何を語ってもよいわけではありません。
無料プレゼントは最後に提供
メルマガ登録の誘導に無料プレゼントを使った場合、無料プレゼントはメールの最後に提供するようにしましょう。それは、最初にプレゼントのURLを貼ってしまうと、「もう用はない」と読者が離脱しやすいからです。
自分の世界に興味をもってもらうには、文章を最後まで読んでもらうのが一番です。したがって、無料プレゼントのURLは最後に貼りましょう。
【2通目】理想の共有(具体的)
ステップメールの1通目では、理想とする世界観の共有を簡単に行いました。2通では、その理想を具体的に読者へ共有しましょう。
2通目から具体的にする理由は、あなたの世界観に興味をもった人が2通目を読むからです。したがって、さらに詳しい説明をしても、きちんと読んでくれる確率が上がります。これを1通目からやってしまうと、「長くて重たい話」と敬遠されやすいです。
そして、この2通目を経て、3通目を読んでくれる読者は、さらに厳選された読者となります。逆に2通目で「自分と合わないな…」とあなたに共感できない読者は、ここでメルマガを解除するでしょう。
ただ、そういった読者は、遅かれ早かれメルマガを読まなくなる運命です。むしろ、あなたのファンとなりえる濃いメルマガ読者だけが抽出されてきているとプラスに考えるべきでしょう。
【3通目】仮想敵の共有
ステップメールの3通目では、仮想敵を読者と共有します。仮想敵とは、みんなで同じ方向を向くために、仮で敵と想定する相手です。
たとえば、ダイエット系の商材を売りたいなら、「なぜあなたの体型がスリムにならないのか?」という原因を明確にしてあげます。そして、明確化する際のポイントは、”絶対に読者を否定しない”ことです。
痩せない原因として「あなたの努力が足りていないから!」と切り捨てると、読者はもうメルマガを読まなくなります。なぜなら、人は自分が否定されると、自分を守るため、心にバリアーを貼りやすくなるからです。よって、今後どんな話をしても、真面目に聞く姿勢を取ってくれなくなります。
そして、「なぜ痩せないのか」のアンサーとして、読者以外の敵を作ってあげることが大切です。自分と読者が倒すべき共通の敵を明確にすると、集団帰属の心理が働きます。その結果、あなたと読者の間に仲間意識が芽生えやすいです。
仲間意識が芽生えることで、
「◯◯のせいで、私たちは成功へ遠回りをしています!」
「◯◯に負けないように、私と一緒に成功を目指しましょう!」
という話の流れにもっていきやすくなります。
そのように、痩せられない理由を、たとえば「間違って広まるダイエット知識のせい」と読者に教えてあげましょう。仮想敵をうまく利用できれば、読者があなたを”問題の原因を教えてくれた人”として信頼しやすくなります。
【4通目】手段の教育(抽象的)
ステップメールの4通目では、問題を解決するための手段を読者に教育します。
ただ、この段階では、あくまで”抽象的”に説明をするようにしましょう。その理由は、1通目で行った”理想の共有”と同じで、いきなりガッツリ話されても、読者の頭に受け入れる下地ができてないからです。
ダイエットの例で続けると、
「なぜその方法なのか」
を読者に説明します。そして、このくだりでは「なぜその方法なのか」の部分を、論理的に説明してあげなくてはいけません。そこに説得力があるかどうかで、読者の話を聞く姿勢が大きく変わります。
売りたいダイエット商材が「糖質制限のノウハウ」であれば、「世の中にたくさんあるダイエット法の中で、なぜ糖質制限ダイエットを推すのか」を理論立てて、読者に提示するのです。
それが明確に伝わることではじめて、読者はその後紹介される商品に興味をもってくれるようになります。
【5通目】手段の教育(具体的)
ステップメールの5通目では、手段の教育をより具体的に掘り下げていきます。
ダイエットであれば、初心者がどのように痩せられるのかを、ネタバレにならない程度でしっかり伝えましょう。ただ、4通目でそれが不足なく伝えられているなら、2通にわける必要はありません。
「二度と太らないための運動や心構えのポイント」
など、糖質制限ダイエットを選ぶべき理由をさらに掘り下げます。そうすることで、読者が糖質制限ダイエットに取り組むイメージを鮮明にしやすくなるのです。
【6通目】自己投資の教育
ステップメールの6通目では、自分に投資することの重要性を読者に伝えます。つまり、「あなたが痩せるには、自己投資をしなくてはいけません!」と伝えるわけですね。
具体的には、
- 世の中には無料の情報も溢れている
- ただ、そういった情報は整理されていないことが多い
- そのため、結局どの情報が有効なのかわかりにくい(真偽も不明)
- 有料の情報の場合、情報が体系化されている
- 理解や実践がスムーズにできやすい
というような流れです。
さらに、「今まで妥協してきたのは、無料の情報ばかりを追いかけていたから?」という言及もします。無料の情報はいつでも手に入る分、どこか他人事のように考えやすいです。
もし、自分の懐を痛めてまで、情報を手に入れた場合はどうでしょう。人は「お金を払ったからには実践しなきゃ」と出費による損をペイしたくなります。よって、本当に痩せたいのであれば、自己投資をするだけで、足りていなかった「自分への追い込み」ができるのです。
実際に、ダイエットに成功する人は、
- ジムへ通う
- ダイエット本を購入する
- ダイエット器具を購入する
など、何かしら自己投資をしている人がほとんどです。反対に、自己投資をしない人は、痩せたいと本気で思っていないケースが考えられるでしょう。
したがって、6通目では「目的の達成には自己投資が重要ですよ」というアプローチが必要です。この教育を行うことで、その後のセールスにも興味をもってもらいやすくなります。
自己投資の重要性を伝えないと…
「お金の話は気が引ける…」と及び腰になる場合もあるでしょう。しかし、自己投資の重要性をここで伝えないと、「無料で何でも教えて!」という姿勢の読者でメルマガが溢れかえります。
あなたがメルマガでビジネスをしたいなら、そんな質の低い読者がいると困るでしょう。そんな考えの人に情報を無料提供したところで、ほとんどが何も実践しません。まず「どうしても問題を解決したい」というステージにすら立てていないのです。
よって、ステップメールの中では、かならず自己投資の重要性を挟むべきでしょう。
【7通目】行動の教育
ステップメールの7通目では、行動の教育を読者に行います。「目的の達成には、行動がかならず必要です」と伝えるわけですね。
これをしておかないと、楽して目的を達成したい層がメルマガであふれかえります。それほど人間の本能は、「できるだけ楽をしたい!」という心理が働きやすいのです。ただ、その本能に抵抗していかないと、夢や目標が叶えられないのは事実です。
よって、ここでは、
- 自分が行動をした話
- 行動によって得られた結果
などの具体例が伝えられるとよいでしょう。加えて、
「後でいいや…という人は結局やらない」
ということも伝えます。そうすることで、腰が重い人を牽制するのです。
そのように教育ができれば、翌日に行う商品のセールスですぐに買ってくれる人が多くなりやすいです。
「ステップメールは稼げない?」は嘘
アフィリエイトの中でも、
「そもそもメルマガ自体が稼げない」
という声をよく聞きます。
しかし、そう言う人たちは、そもそもネットビジネスで稼げていないことが多いです。ほとんどの人がメルマガアフィリエイトを勉強せずに、ただ食わず嫌いしているだけと言えるでしょう。実際に、実績がない状態からメルマガをはじめて、稼いでいる人は多いです。
また、私は今回の記事を書く上で、他人の記事を一度チェックしました。すると、多くの記事が、ビジネス初心者には使えないものばかりだったのです。
というのも、ステップメールの流れが、
- すでに実績をもつ人
- 会社の売上アップに活かしたい人
に向けたものだったのです。したがって、
「ここで購入者の声を入れましょう」
というような指示が惜しみなく入っていました。
たしかに実績や購入者の声を入れることは、商品を売るために有効なテクニックと言えるでしょう。しかし、ビジネス初心者の場合、実績や購入者の声はありませんよね。つまり、ビジネス初心者は、そのシナリオを使えないのです。
一方、この記事を含め、当ブログでは全体的に初心者でもはじめられるノウハウを提供しています。
ステップメールシナリオの書き方【8つのコツ】
ステップメールを書くときに心がけるコツがあります。具体的には、
- 読者の理解度に合わせる
- 読者への質問を使いこなす
- 「私たち」や「あなた」を使う
- 具体例や体験談を取り入れる
- 五感を意識する
- 簡単さをアピールする
- わかりやすさを第一に
- 件名(タイトル)を工夫する
の8つが挙げられます。ひとつずつ見ていきましょう。
1. 読者の理解度に合わせる
ステップメールシナリオの書き方のコツとして、読者の理解度に合わせることは大事です。なぜなら、読者を置いてけぼりにして、何もよいことはないからです。きっとすぐにメルマガを解除されるでしょう。
メルマガでよい印象に与えたいなら、読者が何にどのぐらいの知識をもつのかを考慮しなくてはいけません。つまり、相手の理解度に合わせたメールの構成が大事と言えるでしょう。
たとえば、アフィリエイトの商材を売る場合、ネットビジネスの知識があるかないかで、シナリオは変わるはずです。
知識がない人をメルマガの対象にするなら、細かい説明を踏まえないと、読者は話についていけません。反対に、知識がある人を対象にするなら、実践的な内容を心がけないと、読者は退屈に感じてしまう恐れがあるでしょう。
そのように、メールが見込み客の理解度に合っていないと、なかなか読み続けてもらえません。したがって、自分のメルマガがどの程度の知識の読者を対象とするのかを最初に考えましょう。
2. 読者への質問を使いこなす
ステップメールシナリオの書き方のコツとして、読者への質問を使いこなすとよいでしょう。
なぜなら、人間の脳は質問を受けると、自動的に答えを探そうとする性質があるからです。そして、自分が選んだ(つもり)の答えは、自分の意見や信念に補強されやすくなります。
テクニック寄りの話になりますが、たとえば、
- 残業やパワハラなど、会社に一生こき使われつづける
- 満員電車に乗ることなく、仕事はカフェで優雅に好きな時間だけ働けばよい
この2つの生活なら、どちらがよいでしょう?と質問をした場合、大体答えは2番ですよね(笑)
今のは極端な例でしたが、「確実にこちらを選ぶであろう」2択を用意することで、相手がさも自分で考えたように錯覚させられるのです。
そして、そのテクニックは、ステップメールにも活用できます。質問をうまく使うことで、自分のもっていきたい話の方向へ誘導ができるのです。
3. 「私たち」や「あなた」を使う
ステップメールシナリオの書き方のコツとして、「私たち」や「あなた」をうまく使うテクニックがあります。
というのも、多くの人がメルマガを発行するとき、大勢に向けて情報を発信しがちです。そうではなく、目の前の読者を相手に、情報を発信しなくてはいけません。なぜなら、そうしないと、読者の心にメッセージが響きにくいからです。
したがって、「みなさん」「彼ら」ではなく、「私たち」「あなた」を主語にしてメールを書いた方がよいです。そうすることで、読者は「自分に語りかけている」という印象を抱きやすいです。
なお、「私たち」と相手を自分のグループに入れることで、仲間意識をもたせる働きもあります。
4. 具体例や体験談を取り入れる
ステップメールシナリオの書き方のコツとして、具体例や体験談をうまく取り入れるとよいでしょう。なぜなら、人は抽象的な話より、具体的な例やエピソードの方がストレスなくイメージできるからです。
たとえば、”自由”という言葉をただ使うより、
- 好きなときに旅行ができる
- 会社や上司に縛られない
- 満員電車から開放される
というような表現を使った方が、”自由”のイメージがしやすくなりますよね。というより、具体例を用いることで、読者にイメージさせたい自由をこちらで定義できるのです。
そして、体験談に関しても、「こんなことがありました」と語ることで、意見の補強ができます。
たとえば、「会社だけに頼らない収入の仕組みを作るべき」と言いたい場合、「実際に、私も副業で本業と変わらない額を稼いだおかげで、その後会社の経営が傾いたときに、あっさり退職ができました」と話せば、意見の説得力やわかりやすさが増しますよね。
もちろん、自分や人の体験談で、作り話はいけません。作り話には、どうしてもすきや余裕のなさが生まれます。よって、全体的な雰囲気の違和感で怪しく思われやすいです。
5. 五感を意識する
ステップメールシナリオの書き方のコツとして、五感を意識したライティングを心がけると、読み手もイメージがしやすくなります。
まず、五感とは、
- 視覚
- 聴覚
- 触覚
- 味覚
- 嗅覚
の5つの感覚です。読み手の反応が取れるコピーは、これらのイメージを働きかける表現が駆使されているケースが多いです。
そして、五感を使ったライティングは、ステップメールにも活用ができます。五感をうまく使えば、読者にこちらが意図したイメージを強く訴えかけられるのです。その結果、読者の感情を動かし、行動を促すこともできます。
たとえば、「とても美味しいりんごです」という表現の場合、読み手に与えるイメージは、ただ「りんごが美味しい」という抽象的なものになりやすいです。
一方、「真っ赤でツヤがあり、片手ではこぼれるほどの重量感。鼻に近づけずとも甘い香りが漂い、齧るとシャリッとした音が口内に響く」と伝えた方が、「美味しいりんご」のイメージはしやすいはずです。
少し大げさな表現でしたが、五感に訴える表現を駆使すれば、読み手の感情へ大きく訴えることができます。
6. 簡単さをアピールする
ステップメールシナリオの書き方のコツとして、いろいろな表現で簡単さをアピールし続けた方がよいです。なぜなら、読者に「自分には難しそう…」と一度でも思われると、もうその商品は買われなくなるからです。
実際、初心者でもできる胸をどれだけ繰り返しても、「私にもできますか?」という質問が来るぐらいです。よって、読者の不安はできるだけ取り除いてあげるべきでしょう。
ただ、やみくもに「簡単です」と伝えるのは、読者に稚拙な印象を与えてしまいます。上でも書きましたが、”どのように”簡単なのか、具体例や体験談を用いて伝えてあげましょう。
また、1点注意が必要なのが、「楽にできる」という表現です。たしかに「楽にできる」と書くと、商品購入のハードルは下がります。
しかし、「楽に目的を達成したい」と考える読者層は、あまり質の高い読者とは呼べません。なので、実際に商品を購入して、目的を達成できなかった場合、その読者から「ウソつき!」とクレームがつけられやすいです。
つまり、「楽にできる」と宣伝するのは、諸刃の剣と言えます。とくに稼ぐ系商材の場合、成果を出すにはある程度の努力が求められます。したがって、楽して稼ぎたい層との相性は最悪と言えるでしょう。
7. わかりやすさを第一に
ステップメールシナリオの書き方のコツとして、わかりやすい表現を心がけましょう。
よく気の利いた表現を求めて、読者に親しみが薄いワードを使う人がいます。その自己満足を繰り返した結果、読者は文章を気持ちよく読めず、メルマガから離脱しやすくなります。
たとえば、「帰結する」という言葉は、普段あまり文章を読まない人にはわかりにくいです。よって、「この言葉はわからない人が多いかも」と少しでも思う場合は、わかる可能性の高いワードに言い換えるべきです。「帰結する」であれば、「結果になる」「落ち着く」などがよいでしょう。
そのように、ライティングを行う際は、ユーザー目線に立った表現を心がけてください。むしろ、わかりやすいステップメールを作った方が、ユーザーへの気が利いていると考えるべきでしょう。
8. 件名(タイトル)を工夫する
ステップメールシナリオの書き方のコツとして、メールの件名(タイトル)を工夫する方法があります。というのも、件名はメールマーケティングにおいて、開封率に直結する重要なポイントだからです。このことは、ステップメールでも変わりません。
一般社団法人日本ビジネスメール協会が2016年に行った調査で、『ビジネスマンが1日に受信するメール数は平均55件』というデータが紹介されていました。つまり、ビジネスマンに限れば、件名で彼らの興味を惹かない限り、見知らぬメールを開いてくれる余地は少ないと言えるでしょう。
したがって、多くのメールから自分のものを開封してもらうためには、件名の工夫が不可欠です。そして、開封率が上がる件名を考えるときは、『4つのU』を意識すべきでしょう。『4つのU』は、
- Useful(有用であること)
- Ultra-specific(具体的であること)
- Urgent(緊急であること)
- Unique(目を引くこと)
から頭文字を取ったものです。ひとつずつ見ていきましょう。
1. Useful(有用であること)
メールの件名を考えるときは、読者が「自分に役立つもの」とわかる内容を盛り込みましょう。
たとえば、食品を扱うネットショップで働いているとしましょう。メルマガ読者にサバ缶の紹介メールを送るとき、「◯◯(ブランド)から新商品のお知らせ」と安易な件名をつけてしまう人は多いです。しかし、これではユーザーの興味は惹けず、そのままスルーされやすいです。
もし、このときに「防災非常食にもなるサバ缶のお知らせ」と件名をつけるならどうでしょう。少なくとも、防災意識が高い人にとっては、メールをクリックしやすくなる件名だと思いませんか?
このように、件名には「役に立つもの」とわかる内容を盛り込んだ方が、開封率が上がりやすくなります。
2. Ultra-specific(具体的であること)
メールの件名を考えるときは、具体性を売れると開封率が上がりやすいです。
たとえば、先ほどのサバ缶の例で、ユーザーにより具体的なイメージをもたせるには、
商品の内容
材料の質
産地、作った人やブランド
有名人の推薦
などの情報を入れるのがよいでしょう。
先ほどの「防災非常食にもなるサバ缶のお知らせ」であれば、「マツコも絶賛!防災非常食にもなるサバ缶のお知らせ」とすると、なんだか権威性が増しませんか?(笑)
このようん、件名が具体的であるほど、メールは開封されやすくなります。
3. Urgent(緊急であること)
メールの件名を考えるときは、緊急性を示すと、開封率が上がりやすいです。緊急性とは、「このメールを今すぐに開封すべき」と訴えることです。たとえば、
期間
個数
価格
などを限定することで、”行動しないことのデメリット”をユーザーに認識させられます。
先ほどのサバ缶の例を引っ張るなら、「明日21時まで送料0円!防災非常食にもなるサバ缶のお知らせ」とするとどうでしょう。「チンタラしているとお得に買えなくなるかも…」とユーザーに思ってもらえる可能性が広がるはずです。
このように、件名で緊急性(限定性)を見せると、メールの開封率は上がりやすいです。
4. Unique(目を引くこと)
メールの件名を考えるときは、ユーザーの目を引く工夫をすると、開封率が上がりやすいです。これは、単純に目立つ記号(【】、◆、★、●など)を使えば問題ありません。
最後までサバ缶の例を引っ張りますが(笑)、
明日21時まで送料0円!防災非常食にもなるサバ缶のお知らせ
【明日21時まで送料0円!】防災非常食にもなるサバ缶のお知らせ
☆明日21時まで送料0円!☆防災非常食にもなるサバ缶のお知らせ
この3つを見比べた場合、一番上より2~3番目の方が目立っていると言えますよね。メールが1日に何十通も届く人が受信画面をスクロールしたとき、この方がユーザーの目に止まりやすくなると言えるでしょう。
このように、件名に記号などで一工夫をするだけでも、メールの開封率は高くなります。
ステップメールのシナリオを改善するときのポイント
ステップメールを一度組むと、メール配信が自動化されるため、メールの改善をつい放置しがちです。しかし、ステップメールは読者と絶えず接触するメルマガ機能です。よって、改善ポイントがあるなら、すぐにアクションを起こすべきでしょう。
そして、ステップメールを改善するときのチェックポイントは、
タイミング
シナリオ
コンテンツ
の3つです。ひとつずつ見ていきましょう。
タイミング
ステップメールの成果が出ないとき、メール配信のタイミングを見直す方法があります。要は、読者がメールを読んでくれる可能性がもっとも高いタイミングに、メールを送るようにするのです。
配信メールの開封率が通常のメルマガより低いなら、配信の時間を前後に動かした方がよいでしょう。そうやって時間をいろいろと試すことで、ユーザーが一番メールを読んでくれる時間帯が比べられます。
シナリオ
ステップメールの成果が出ない原因として、シナリオがよくない可能性が考えられます。というのも、メール配信のタイミングごとで、ユーザーが求める情報が異なる可能性があるのです。
たとえば、ネットショップの運営をしているとしましょう。商品の発送完了メールを送った3日後に、関連商品の案内メールを配信したところ、ユーザーの反応はよくありませんでした。その理由としては、
商品をまだ使っていないから
商品の効果がまだ出ていないから
などが考えられます。つまり、タイミングとシナリオが合っていないかもしれないのです。
したがって、このような場合には、メールのシナリオを変えてみるのがよいでしょう。たとえば、商品の発送完了メールを送った後に、ワンクッションで『購入商品の活用方法の案内』などを挟むのです。
その後に、関連商品の案内メールを送れば、ユーザーの反応UPが期待できるかもしれません。
コンテンツ
ステップメールの成果が出ない原因として、コンテンツの内容がよくない可能性が考えられます。
ステップメールの成果は、タイミングとシナリオによって大きく異なります。ただ、それとは別に、
メールの件名
メールの内容
URLリンクの設置場所
などの工夫で、成果を最大化できるのもたしかです。なので、いくつか変更の候補を作り、どれがもっとも効果が高いかのテストを行うのがよいでしょう。
まとめ
以上、ステップメールシナリオの書き方を中心にご紹介しました。
おさらいすると、まずステップメールとは、一連のシナリオをステップ(段階)ごとに小分けし、複数回にわけて配信するメールです。
ステップメールがもたらす効果としては、
- 読者を見込み客へ教育できる
- 読者をファン化させられる
の2つがあります。
次に、ステップメールを利用するメリットとしては、
- セールスの自動化ができる
- 大きな収益が見込める
の2つが挙げられます。一方、ステップメールを利用するデメリットは、
- メルマガスタンドの利用に費用がかかる
- ステップメールの完成に労力がかかる
とご説明しました。
そして、ステップメールシナリオの書き方は、
【2通目】 理想の共有(具体的)
【3通目】 仮想敵の共有
【4通目】 手段の教育(抽象的)
【5通目】 手段の教育(具体的)
【6通目】 自己投資の教育
【7通目】 行動の教育
という流れをテンプレート化して使いましょう。
最後に、ステップメールの書き方のコツとしては、
- 読者の理解度に合わせる
- 読者への質問を使いこなす
- 「私たち」や「あなた」を使う
- 具体例や体験談を取り入れる
- 五感を意識する
- 簡単さをアピールする
- わかりやすさを第一に
の7つを心がけるのがよいでしょう。
この記事を読んだことで、ステップメールに何を書いたらよいかの取っ掛かりができたと思います。ぜひ今回ご紹介したテンプレートを利用して、ステップメールのシナリオを考えてみてください。
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